「気の持ちよう」ではありません。

人を慰めたり、勇気づけたりするときに、「気の持ちよう」という言い方があります。「それは、あなたの気の持ちようだから。」、「気の持ちようでどうにもなるから。」などと言ったり、言われたりした経験は多くの人にあるでしょう。私は、この言葉、言い方がすきでありません。「気の持ちよう」では済まないくらいに傷ついたり、苦しんだりした人にとっては、その辛さを浅く、安易なものに捉えた言い方にしか聞こえません。カウンセリングの現場などでも、「気の持ちよう」などと言われ、傷ついた、落ち込んだという話は多くあるそうです。私はこの言葉を他人に言うことはしまいと決めました。また、言われたらやはり不愉快になるでしょう。「気の持ちよう」の前提として、「あなたは良くない現状だけど、何とか物は考えようですよ。」という他人事のメッセージを感じ取ってしまいます。深く悲しんでいる人に、それは酷な話です。

「気の持ちよう」というレベルではなく、人生の出来事は、全て定められた出来事であり、起こるべくして起こったものであり、言葉を変えれば運命だと考えてみたらいかがでしょう。その出来事をいいとか悪いとか、「気の持ちよう」だと思う必要はないのです。出来事を評価したり、解釈したりすることは不要です。それよりも、今ここにいる自分をもっと大事に考えるべきでしょう。目の前のことを楽しむ、目の前のことを味わう、これが大事です。夢中になって何かに取り組んでいると時間を忘れます。脳からはドーパミンがたくさん出ていることでしょう。これを繰り返すことで、「イマココ」に存在することができるようになるはずです。そしてその魂がやりたいと叫んでいることに従って行動することが大事に思います。過去を悔やまず、未来を不安に思わず、今を生きることが大切に思います。「気の持ちよう」という時点で、過去や他人と比べています。そうではなく、現在の自分を楽しむこと、これが自分独自の人生につながっていくはずです。

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