2020年12月

結婚相談所に入会された方々には、身分証明書のコピーなど、いくつか書類をご用意いただいています。退会される時まで、私どもで厳重に保管しています。入会される時にいただくわけですが、私はこの書類を手に取ると、とても厳粛な気持ちになります。それぞれは、一枚の紙に過ぎません。ただし、これらには、会員さんお一人ひとりの人生が詰まっていると思えてならないのです。生まれてきて、様々な経験をして、いろいろな想いをして生きてきたわけです。その重さ、尊さを、これらの書類から感じてしまうのです。

Partners Treeでは、会員さんのプロフィール写真は、提携するフォトスタジオで撮影しています。撮影にはだいたい妻が同席します。私は、撮影後の写真を見せてもらうわけです。いつも思うのですが、みなさんとてもいい顔、いい表情をされています。写真を見るたびに思います、この人たちが幸せになってほしいと。

今年、私は相談所とは別の事業も始めました。相談所の仕事は、今はほとんどを妻が担っています。それでも、書類に触れたとき、写真を見たとき、会員さんの人生を大切に思い、ときには愛おしく思う気持ちには変わりがありません。今年も多くの方が幸せになり、Partners Treeから巣立っていきました。とてもいい仕事に巡り合えたことに感謝しています。始めた別の事業も、人の人生に直にかかわる仕事です。まったく畑違いの前職を離れ、今の仕事に就いていること、それは、神様の導きだと思う今日この頃です。関わる方々に寄り添う気持ち、そして行動をこれからも大切にしていきます。

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世田谷区・目黒区の結婚相談所　Partners Tree　　Jun Hirayama

何をするにしても、本当につらい時には、落ち込んで、苦しくて仕方なくなってしまいます。何かに失敗したときは、とりわけ大変です。でも、失敗は必ず成功につながっていくと私は思います。「人生に失敗がないと人生に失敗する」これは、精神科医の斎藤　茂太さんの言葉です。斎藤 茂吉の長男で、北 杜夫のお兄さんですね。ここ言葉、なぜかしらとても共感するのです。失敗をして、壁を乗り越え、人生は成功していくのだと思います。失敗のない毎日を送る人生、つまらない人生に思えてきませんか。取り返しのつかないくらいの失敗をしたら、これで人生に失敗しないで済んだくらいに思えばいいのだと思います。

失敗は人生の必修科目、ずっと落ち込む必要はなく、いくつになっても失敗を恐れず新しどんどんチャレンジしてことです。そうはいっても、失敗すれば、生きているのが嫌になるくらいになることがあります。これはすべて、私たちの思考の問題、頭だけで考えていることであり、本質ではありません。私たちの思考が、足りないところを探し、他人と比較をし、今の状況を自分のせいにして責めているだけです。私たちの人生は、ドラマであって、ゲームですので、俯瞰して自分の今を見ていればいいのです。そして新しいことに挑戦していけばいいのです。好きなことをやるのに、自分には適性がないとか、もうとしだとか思う必要はありません。私は、五十代半ばを過ぎてから、二つの事業を始めました。好きだからやっているだけです。必ずハッピーエンドがやってきます。そのプロセスを楽しむことです。

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人を慰めたり、勇気づけたりするときに、「気の持ちよう」という言い方があります。「それは、あなたの気の持ちようだから。」、「気の持ちようでどうにもなるから。」などと言ったり、言われたりした経験は多くの人にあるでしょう。私は、この言葉、言い方がすきでありません。「気の持ちよう」では済まないくらいに傷ついたり、苦しんだりした人にとっては、その辛さを浅く、安易なものに捉えた言い方にしか聞こえません。カウンセリングの現場などでも、「気の持ちよう」などと言われ、傷ついた、落ち込んだという話は多くあるそうです。私はこの言葉を他人に言うことはしまいと決めました。また、言われたらやはり不愉快になるでしょう。「気の持ちよう」の前提として、「あなたは良くない現状だけど、何とか物は考えようですよ。」という他人事のメッセージを感じ取ってしまいます。深く悲しんでいる人に、それは酷な話です。

「気の持ちよう」というレベルではなく、人生の出来事は、全て定められた出来事であり、起こるべくして起こったものであり、言葉を変えれば運命だと考えてみたらいかがでしょう。その出来事をいいとか悪いとか、「気の持ちよう」だと思う必要はないのです。出来事を評価したり、解釈したりすることは不要です。それよりも、今ここにいる自分をもっと大事に考えるべきでしょう。目の前のことを楽しむ、目の前のことを味わう、これが大事です。夢中になって何かに取り組んでいると時間を忘れます。脳からはドーパミンがたくさん出ていることでしょう。これを繰り返すことで、「イマココ」に存在することができるようになるはずです。そしてその魂がやりたいと叫んでいることに従って行動することが大事に思います。過去を悔やまず、未来を不安に思わず、今を生きることが大切に思います。「気の持ちよう」という時点で、過去や他人と比べています。そうではなく、現在の自分を楽しむこと、これが自分独自の人生につながっていくはずです。

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「運気を上げる」、多くの人は自分の運気を上げて、よりよい人生を生きようと願っていると思います。でも、実際には運が向いてこないということはよくあることです。運気を上げることをテーマにした本は、とても多く発行されています。これらの本の読者がかならずしも運気が上がっているわけではありません。それは、私たち自身も経験したことがあることのように思います。

なぜ、運気が上がったという実感が持てないのでしょう。ダイエット本のことを思い出してみましょう。なかなか成果が出ずに、途中でやめたり、別の本に変えたりということはないでしょうか。何事も、ほんとうにずっと続けている人は意外に少ないというのが実感です。はっきりと目に見える効果がわかりにくいというのもあるかもしれません。一日にかりに10グラムでも、確実に痩せているわけです。変化がわからないから、途中で飽きてしまうのではないでしょうか。もったいない話です。そこで止めてしまう人のほうが多いのです。

運気をあげる方法もダイエットも、一日にやるべきことは、決して難しいことを求めていないはずです。それでも続けられる人は少ないのです。そして続けられる人こそが確実に成功するのだと思います。運気を上げるのなら、どんな本をお手本にしても、どんなめそメソッドでもいいのです。続けていくことだと思います。身近なところでは、毎日、身近なもの、命、家族などに感謝して「ありがとう」と言葉に出してみるだけでも変わってくるはずです。変化は少しかもしれません。それでも確実に変わってきます。思考は気づかなくても、スピリットは変化に気づいているはずです。言い古された言葉ですが、何事も「継続は力なり」だと思います。

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